伊那市長谷杉島のざんざ亭の主人の日々を綴っています。 | ||
私は山師という生き方を生きたいと思っています。 山師とはいっても、詐欺師や投機的な意味ではなくて、 山という広大でかつ厳しいものに向き合いながらも、 それらが生み出してくれるさまざまな恵みを生かしていける ような山師になりたいのです。 山といっても色々で、登山などのレジャー的なものもあるし、 木材生産として、または環境保全のための山もあるでしょう。 山菜採りキノコ採りも山だし、 狩猟も山だし、 山裾の生活そのものも山であると考えています。 それら山にかかわる部分にたずさわりながら 生きていくことが私の思っている山師としての生き方です。 3年前にいままで働いていた林業の仕事を辞めて、 飲食業の世界に入りました。 しかし、自然と接することが出ない世界が自分にとって いかにストレスを与えるのかを痛感したのです。 人間が空気を吸わなければ生きていけないのと同じように 自分にとって山がなくては生きてはいけないものだったのです。 そうして、平日林業、週末居酒屋の生活がはじまったのです。 自分の店の料理は手作りを基本としていたので、 ダシもとりスープも鶏をさばいて鶏ガラからとっていましたし、 30品ぐらいを常にメニューとしてつくっっておかなければならないので、 林業をやりながらそれを維持していくのはなかなか大変でした。 休みもあまりなかったけど、 なんとかやり遂げられたと思っています。 そんな生活を続けている折にざんざ亭の宿の経営の話がありました。 長谷屋ん、の店をやっていた時は山と飲食がなかなか結び付けることが出来ず、 ジレンマになっていました。 しかし、ざんざ亭は山とそこに訪れるお客様をつなぐの拠点になれる場所だと と確信しています。 自分の山師としての生き方、ざんざ亭、お客様、これをつなげたい! 5月も始まりました。 8月がざんざ亭の始まりです。 どうぞ、よろしくお願いします<(_ _)>。 (山師としてはまだまだ未熟なので精進あるのみですね!) |
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